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磁界シールド効果測定

磁界シールド効果測定は、シールド材に電磁波を照射したときに、シールド材がないときに比べてどれだけ電磁波を減衰させたかを調べるための測定法です。磁界シールド効果は、入射電力が透過したかの変化の比をとり、-10log(透過電力/入射電力)=-20log(透過磁界/入射磁界)で求めます。一般的には、dBの単位で表示します。
  シールド効果は、入射する電磁波の周波数によって変わり、一般的には周波数が高くなるとシールドは難しくなり、シールド効果は落ちます。通常の電子機器では30-60 dBで、20 dB以上あればシールド効果が良好で、精度の高い電子機器などでは60-80 dBが優れているといえます。
  磁界波をシールドするためには、透磁率の高いものが良く、鉄やフェライト、磁性材料と混入した樹脂などの材料の薄膜が有効です。