4.3. 帳票作成の操作手順

1)帳票コンポーネントの追加 帳票印刷機能を提供する『帳票コンポーネント』をアプリケーションに追加します。
帳票コンポーネ ントは、GUI や汎用ユーティリティと同じように標準コンポーネントとして提供され、追加操作は通 常のコンポーネント追加操作によって行います。


2) 帳票の属性設定 帳票が持つ属性を設定します。
設定できる属性は先に列挙したもので、これらを設定するための設定画面を提供します。

<画面>
アプリケーションビルダー メイン画面

<手順>
①アプリケーションビルダーの [帳票編集] ボタンを押下
→ 帳票レイアウト設定画面が表示される
②帳票レイアウト設定画面の帳票階層ツリーから編集対象の帳票を選択
③帳票レイアウト設定画面の [用紙設定…] ボタンを押下
→用紙設定画面が表示される
④用紙設定画面上で属性を設定



3)帳票レイアウトの設定
作成する帳票にあわせてページや帳票要素を追加し、それぞれについて設定を行うことで、対象となる帳票のレイアウトを設 定します。

a)ページの追加
ページを追加します

<画面>
アプリケーションビルダー 帳票レイアウト設定画面
<手順>
①帳票階層ツリーの帳票ページノードからマウス右ボタンクリックでメニューを表示
※帳票レイアウト設定画面の[ページ追加]ボタンでも同様
②追加したい位置を選択(前/後)→ ページが追加される

b)帳票要素の追加
帳票要素を追加します。
プラットフォームから提供されている帳票要素から、目的に適した要素を選択します。

<画面>
アプリケーションビルダー 帳票レイアウト設定画面

<手順>
①帳票階層ツリーの帳票ノードまたはページノードからマウス右ボタンクリックでメニューを表示
※帳票イメージの余白部分でのマウス
右ボタンクリックでも同様
②追加したい帳票要素種類を選択
→ 指定した帳票要素が帳票階層ツリーとレイアウト画面に追加される



c)帳票要素のデータ設定
追加した帳票要素について、データの設定を行います。
データ設定方法は帳票要素によって異なります。

<画面>
アプリケーションビルダー 帳票レイアウト設定画面

<手順>
①帳票階層ツリーの要素ノードからマウス右ボタンクリックでメニューを表示
※帳票イメージの各要素でのマウス右ボタンクリックでも同様
②データ設定を行う
◇ラベル形式の場合
[指定方法A]テキスト入力描画したいテキストを入力する。
改行を含んだ文字列も設定可能。
[指定方法B]コンポーネントのメソッド戻り値設定
・通常描画時
コンポーネントとメソッドを選択することにより、データの取得方法を設定。
指定できるメソッドは、戻り値がvoid でなく、引数がないものに限定。
・繰り返し印刷指定時
コンポーネント、メソッド、データ取得列インデックスを選択することにより、データの取得方法を設定。
指定できるメソッドは、戻り値がPFObjectTable に変換可能で、引数がないものに限定。
[指定方法C]ページ番号
自動的にページ番号が設定されます。

[指定方法A]

[指定方法B]

◇テーブル形式の場合
コンポーネントとメソッドを選択することにより、データの取得方法を設定。
指定できるメソッドは、戻り値がPFObjectTable に変換可能で、引数がないものに限定。

◇バーコード形式、QR コード形式の場合
[指定方法A]テキスト入力
バーコード化またはQR コード化したいデータを入力する。
[指定方法B]コンポーネントのメソッド戻り値設定
・通常描画時
コンポーネントとメソッドを選択することにより、データの取得方法を設定。
指定できるメソッドは、戻り値がvoid でなく、引数がないものに限定。
・繰り返し印刷指定時
コンポーネント、メソッド、データ取得列インデックスを選択することにより、データの取得方法を設定。指定できるメソッドは、戻り値が PFObjectTable に変換可能で、引数がないものに限定。

[指定方法A]


[指定方法B]

◇イメージの場合
[指定方法A]イメージファイルからのロード
イメージファイルを選択する。
[指定方法B]コンポーネントのメソッド戻り値設定
・通常描画時
コンポーネントとメソッドを選択することにより、データの取得方法を設定。
指定できるメソッドは、戻り値がImage に変換可能で、引数がないものに限定。
・繰り返し印刷指定時
コンポーネント、メソッド、データ取得列インデックスを選択することにより、データの取得方法を設定。指定できるメソッドは、戻り値が PFObjectTable に変換可能で、引数がないものに限定。

[指定方法A]


[指定方法B]

◇画面イメージの場合
GUI コンポーネントを選択。選択画面は通常のコンポーネント選択画面。

d)帳票要素の配置/サイズの設定
追加した帳票要素について、配置の位置やサイズの設定を行います。
<画面>
 アプリケーションビルダー 帳票レイアウト設定画面
<手順 >
①帳票イメージの各要素をドラッグすることで位置設定が可能(全要素共通)
②帳票イメージの各要素の縁をドラッグすることで描画サイズの設定が可能
ラベル :横サイズ[右端]/縦サイズ[下端]/全体サイズ[右下隅]
テーブル :カラム幅[カラム右端]/行高さ[行下端]
バーコード :横方向[右端] ※縦方向は自動リサイズ
QR コード :横方向[右端] ※縦方向は自動リサイズ
イメージ :横方向[右端] ※縦方向は自動リサイズ
画面イメージ :横方向[右端] ※縦方向は自動リサイズ
e)帳票要素の属性設定
追加した帳票要素について、属性設定を行います。属性設定方法は帳票要素によって異なります。
アプリケーションビルダー 帳票レイアウト設定画面
手順 ①帳票階層ツリーの要素ノードからマウス右ボタンクリックでメニュー表示
※帳票イメージの各要素でのマウス右ボタンクリックでも同様
②属性設定を選択
③属性設定画面上で入力
◇ラベル形式の場合
※ [繰り返し印刷]を指定した場合、帳票全体で同様に指定されたラベル要素に対してテーブルデータの指定列のセルの値を順に設定します。
最後の要素においてテーブルデータの最終行まで到達していない場合にはその要素の存在するページを印刷時に繰り返し印刷します。
◇テーブル形式の場合
※ [繰り返し印刷]を指定した場合、設定したテーブルデータが指定した行数で収まりきらない場合、同様に設定した次のテーブル要素がある場合にはそのテーブルに残りのデータ を設定します。
最後のテーブル要素に収まりきらない場合にはそのテーブルの存在するページを印刷時に繰り返し印刷します。
◇バーコードの場合、◇QRコードの場合
※ [繰り返し印刷]を指定した場合、帳票全体で同様に指定されたバーコード要素またはQR コード要素に対してテーブルデータの指定列のセルの値を順に設定します。
最後の要素においてテーブルデータの最終行まで到達していない場合にはその要 素の存在するページを印刷時に繰り返し印刷します。
◇イメージの場合、◇画面イメージの場合
※[繰り返し印刷]を指定した場合、帳票全体で同様に指定されたバーコード要素またはQR コード要素に対してテーブルデータの指定列のセルの値を順に設定します。
最後の要素においてテーブルデータの最終行まで到達していない場合にはその要素の存在するページを印刷時に繰り返し印刷します。
f)テーブルカラム描画設定

テーブル形式要素の場合、各テーブルカラム毎に属性を設定できます。
①帳票階層ツリーのテーブル帳票要素ノードからマウス右ボタンクリックで
メニュー表示
※帳票イメージのテーブル要素でのマウス右ボタンクリックでも同様
②カラム描画設定メニューから対象のカラムを選択
③テーブルカラム描画設定画面上で描画タイプ(文字列、バーコード、QR コード、イメージ)を選択し、タイプに応じて属性を設定
◇文字列:文字列型の場合

◇文字列:数値型、日付型の場合

[表示パターン例:#,##0 円]
3桁ごとにカンマ表示/1の位は必ず表示/小数点以下なし/単位は“円”
※表示パターン
数値型:java.text.DecimalFormat のパターン文字列を使用
日付型:java.text.SimpleDateFormat のパターン文字列を使用

◇文字列:論理型の場合

◇バーコードの場合

◇QRコードの場合

◇イメージの場合