######################################### # # MZ Platform Servlet ver.4.0 # ######################################### MZ Platform ServletはWebブラウザでサーバ上に配置されたMZ Platform アプリケーションを表示して実行するためのWebサーブレットプログラム群です。 このファイルでは、MZ Platform Servletを導入してWebアプリケーションを 実行するための簡易的なマニュアルと注意点を示します。 (1) 準備 MZ Platform Servletを動作させるためには、Webサーバとサーブレットコンテナが 別途必要です。ここでは、Apache Tomcat 9および10の使用を前提に説明をします。 下記のURLからダウンロードおよびインストールして、Tomcatを起動してください。 http://tomcat.apache.org/ WindowsのPCで動作確認する場合には、Windows Service Installerをダウンロードする と簡単です。このインストーラでのインストール中にTomcat Managerのユーザ名と パスワードを忘れずに入力しておいてください。 なお、ローカル以外からTomcatにアクセスするためにはファイアウォール等の設定で ポートを開ける等の作業が必要です。 (2) MZ Platform Servletの配備 次に、起動したTomcatにmz.warファイルを配備してください。Tomcat Managerから配備する 方法と手動で配備する方法があります。 (2)-1 Tomcat Managerからの配備(Tomcat 9のみ) Tomcat 9の場合、インストール時にTomcat Managerをインストールしておき、Webブラウザから mz.warファイルをアップロードして配備する方法が簡単です。 (2)-2 手動配備 [Tomcat 9の場合] /webappsフォルダへ、mz.warをコピーします。 [Tomcat 10の場合] に、webapps-javaeeという名前のフォルダを作成します。 /webapps-javaeeフォルダへ、mz.warをコピーします。 mz.warがTomcat 10用に自動で変換され、/webappsへ配備されます。 (2)-3 配備後のフォルダ構成 mz.warファイルを配備すると、起動中のTomcatの所定のフォルダにMZ Platform Servletの ファイルが展開されます。ファイル構成は以下の通りです。 /webapps/mz : MZ Platform Servletの配置場所(例) -+ css : CSSファイルの配置場所 -+ error : エラーメッセージファイルの配置場所 -+ fonts : フォントファイルの格納場所 -+ images : 実行時に作成される一時ファイルの配置場所 -+ js : JSファイルの配置場所 -+ WEB-INF -+ applications : アプリケーションファイルの配置場所(ここに実行したいアプリケーションを配置) -+ classes : CLASSファイルの配置場所 -+ jsp : JSPファイルの配置場所 -+ lib : JARファイルの配置場所 - mzapi.jar : MZ APIのJARファイル - mzplatform.jar : MZ Platform本体のJARファイル - *.jar : MZ Platform本体同梱JARファイル -+ mzapi -+ etc : MZ API用の設定ファイル配置場所 -+ log : MZ API用のログファイル出力場所 (3) Webアプリケーションの実行 配備に成功したら、Webブラウザに以下のURL(例)を入力してサンプルアプリケーションを 実行してみてください。ホスト名とポート番号は環境に応じて適宜変更してください。 http://localhost:8080/mz/displayDemo.do これでWebブラウザに画面が表示されたら成功です。 実行するアプリケーションの指定は、上記のアプリケーションファイルの配置場所 /webapps/mz/WEB-INF/applications/に、 *.mzaxファイルを配置して、下記のURLでアクセスします。 http://(ホスト名:ポート番号)/mz/*.do 上記の例では、displayDemo.mzaxというファイルが実行されています。 サンプルとして、他にsecalc.mzaxとLesson13.mzax等が含まれているので、それぞれ実行してみてください。 (4) Webアプリケーションファイルの作成 MZ Platform 3.0以降では、ビルダーにWebアプリケーションの作成機能が標準で追加されています。 上記のアプリケーションファイルの配置場所/webapps/mz/WEB-INF/applications/ にサンプルとして付属するmzaxファイル(displayDemo.mzax,secalc.mzax,Lesson13.mzax等)をビルダーで ロードすると、Webアプリケーション編集モードでファイルを開きます。Webアプリケーション編集モードは 通常のアプリケーション編集と異なるオレンジの背景色で最上部にWebアプリケーションと表示されます。 Webアプリケーション編集モードのビルダーで作成して保存したmzaxファイルを上記のアプリケーション ファイルの場所に配置すると、Webアプリケーションを簡単に追加することができます。 また、実際にファイルを配置する前に、ビルダー上の画面確認ボタンで簡易的に動作を 確認することができます。 (5) Webアプリケーション作成の注意点 ビルダーのWebアプリケーション編集モードは、表示できる画面部品とその発生イベントが通常の アプリケーションより制限されています。これは、Webブラウザで表示できる内容や処理できる イベントの内容が限られるからです。既存アプリケーションからの再利用などで、制限対象の部品を 貼り付けると、警告が表示されますのでご注意ください。 同様に、アプリケーションの実行と終了が通常のアプリケーションと異なります。 サーバ側で実行されるWebアプリケーションは、Webブラウザを閉じたときに明示的に終了させることが できません。明示的に終了処理を指示するためには、アプリケーション側で終了ボタンを作るなど の工夫が必要です。 以上