Q21:Ver.2.3で追加された、ガントチャートの「設定されたデータ及び帯の色を自動調整する機能」とはどういう機能なのでしょうか?
A21-1:
ガントチャートの「設定されたデータ及び帯の色を自動調整する機能」について
以前は同じ系列名であっても、同項目のデータが複数存在する場合には違った色の帯で表示されていましたが、ver.2.3からは同系列名、同項目のデータは同じ色に
できるように変更されました。この機能は「ChartDataAutoAdjustment」属性を「true」とすることで有効になり、そのために内部でデータの整理を行います。
なお、デフォルトでは赤、青、黄、緑、オレンジ、マゼンタ、シアン、ピンク、白の9色が繰り返し設定されますので「メソッド:全系列の色を設定する」は必要に応じて設定して下さい。
Q21-2:
試しにsetChartDataAutoAdjustment(boolean)をアプリケーション開始直後に1回trueで実行しました。帯の色は、赤、黄、緑の順になり、青はとばされました(関連ファイル:実行結果.xls)。
「メソッド:全系列の色を設定する」でオブジェクト分類テーブルの系列色に設定しても凡例の重複がなくなったので、どちらかを使えば良いということでしょうか?こちらは、赤、青、黄の順になりました。
関連ファイル:エクセル連携導入(派遣管理)-1修正.mzax (※このファイルは、ZIP形式に圧縮してあります。)、実行結果.xls
A21-2:
青が飛ばされた理由ですが、ガントチャートの系列インデックスに対して順番に「赤、青、黄・・・」の色が設定されます。今回「0,1,2,3」のインデックスに対して、色が順に設定された後、系列1と系列2は同系列名のため青が赤に変更されたものと思われます。なお、「ChartDataAutoAdustment」属性はそのまま保持されますので、アプリケーションの開始ごとに設定する必要はなく、「コンポーネント属性情報画面」から一度変更して頂くだけでも結構です。
一方「オブジェクト分類テーブルの系列色リスト」は分類されたテーブルデータの系列に対して振られ、少しずつRGB値をずらした色が設定されていきます。目的に応じて使い分けて頂ければと存じます。