Q3:ラジオボタンの位置でボタンを押すことによって情報をテーブルに表して行きたい。
Q3-1:
ラジオボタングループの使い方について教えて頂きたいのですが、ラジオボタンの位置でボタンを押すことによって情報をテーブルに表して行きたいのですが、先ほどサンプルを確認したのですが、よく理解出来ませんでした。選択したときにテーブルにセットするものと他のアプリケーションを起動する場合と二種類考えております。他のアプリを起動する方法も合わせてお教え願えれば助かります。
A3-1:
ラジオボタンの選択位置によって処理を切り替える場合には、以下の考え方が基本になるかと存じます。
(1) ラジオボタンの選択位置を取得する。
(2) (1)で取得した番号を判別し、それぞれに対応した処理を行う。
もっとも単純な方法は、等価演算(=)コンポーネントを使い、ラジオボタンの選択位置を判別するものです。サンプルとして"ラジオボタンa.mzax"を用意しましたので、ご覧ください。このサンプルでは、[選択テーブル読込>]ボタンをクリックすると、ラジオボタンで選択されたテーブルのデータが右端のテーブルに設定されます。
この条件分岐を、イベント生成コンポーネントを使って行ったものが"ラジオボタンb.mzax"です。"ラジオボタンb.mzax"では、イベント生成コンポーネントの「アクションイベントの発生(int)」メソッドを、ラジオボタンの選択位置を引数として実行しています。そして、イベント生成コンポーネントが発生するアクションイベントの番号を指定することによって、実行する処理を切り替えています。"ラジオボタンa.mzax"に比べ、必要なコンポーネントが少なくて済む分、見た目がすっきりしています。また、新しく処理を増やす場合(例えば元テーブルの種類が増えるようなとき)にも、編集箇所が少なくなります。
ボタンをクリックすることなく、ラジオボタンを選択したとき即座に処理を行いたいという場合には、ラジオボタンから発生するデータ選択イベントに切り替え処理を直接接続します。"ラジオボタンb.mzax"をそのように修正したものが、"ラジオボタンc.mzax"です。
これらのサンプルのうち、どの方法が正しいかといった基準は特にございません。必要に応じて、適切な方法を用いていただければよろしいかと存じます。
次に、他のアプリケーションを起動する方法についてですが、これには外部プログラム通信コンポーネントを利用します。ご利用方法は、当研究会ホームページのFAQにサンプルプログラムとともに掲載されておりますので、そちらをご覧ください。
http://www.monozukuri.org/mzpf/mz_faq.html
に接続し、「技術的な質問」から、コンポーネント別>処理部品>ユーティリティ>外部プログラム通信とたどってください。
また、ファイルを標準のアプリケーションで開く場合には、同じく外部プログラム通信コンポーネントの「標準のアプリケーションでファイルを開く(File)」メソッドを利用します。こちらにつきましては、簡単なサンプル"標準アプリで開く.mzax"を用意しましたので、どうぞお試しください。
関連ファイル:ラジオボタンa.mzax、ラジオボタンb.mzax、ラジオボタンc.mzax、標準アプリで開く.mzax