A150-1:
日付型オブジェクトは表示書式を伴わない、あくまで「日時の情報」であり、日付型データを無理に文字列として見ると「Fri Mar 23 11:11:11 JST 2012」という形式になるとご理解下さい。
[テーブル]の日付型列や[日付入力フィールド]には表示書式が設定されています。既定では[テーブル]は「日付と時間」、[日付入力フィールド]は「日付のみ」です。
> カレンダーコンポーネントにて、日付を1日ずつ加算しながら、その都度Dateオブジェクトを取得して、テーブルのセルに設定しました。
日付型列に設定して頂いていると思いますので、これで結構です。
> 次に、現在の日付をカレンダーコンポーネントにセットして、Dateオブジェクトを取得し、これを文字列格納変数に設定しました。
単純に一旦変数に入れておく目的であれば[日付格納変数]があります。
画面構成部品にも日付型データを設定・取得できるものとして[日付入力フィールド]や[日時選択ダイアログ/パネル」があります。
「日時選択ダイアログ/パネル」にロード時に既定値として現在時刻が設定されるようになっています。
Dateオブジェクトを書式指定して文字列格納変数に入れるには、「書式指定によるカレンダー文字列表現の取得(String)」を使います。引数には「yyyy/MM/dd」などを設定します。(y=年などの書式はJavaの表示形式に則っています)
> そして、テーブルサブセットフィルタを使い、文字列格納変数内の文字列をキーにして、セルを検索・選択しようと思いました。
[テーブルサブセットフィルター]のメソッド「列データの日時で行を選択する(int,Date,boolean,Date,boolean)」を使う場合には、[カレンダー]から直接「Dateオブジェクトの取得()」をするか、上記の日付型データ操作の部品から取得して<引数1>と<引数3>に設定することになります。
例えば2012年3月だけのデータを検索するなどの場合には、他のメソッドを使うことになるかも知れません。目的に応じてDateオブジェクトのままが操作しやすいか、文字列に変換した方が良いか変わってきますので、宜しければセル検索の目的、条件などお教え頂ければ幾つか考えられる処理を方法をご紹介できるかと存じます。
※Ver.2.9より、「Fri Mar 23 11:11:11 JST 2012」という書式の文字列で、テーブルの日付型セルデータを設定できるようになりました。