Q18:ローダーとビルダーでの、実行の際の違いについて
Q18-1:
アプリケーションビルダー(以下ビルダー)で作ったアプリケーションをアプリケーションローダー(以下ローダー)で実行すると、ビルダーの時には前回の状態が保存されていますが、ローダーの場合は保存されないものがあります。例えばMZPlatformに標準で入っている、生産工程管理プリケーションサンプル「ProductionControl.apl」を実行した場合。ビルダーでロードし、実行した場合は「起動時にデータベースに自動的に接続」にチェックを入れて終了した場合、次回立ち上げるときにはちゃんとチェックが入ったままになっています。DBの設定が正しければそのまま接続され、間違っている場合には一度エラーのダイアログが出た後、実行するとチェックがはずされた状態で実行されます。このProductionControlをローダーで実行すると、「起動時にデータベースに自動的に接続」にチェックを入れて終了しても次回実行するときに前回のチェックが反映されません。DB設定の正否に関わりなく毎回初期状態で実行されますという感じです。自分で作ったアプリケーションにも似たような機能を持たせて実行させましたが、やはりビルダーで実行した場合は前回の状態が反映され、ローダーで実行した場合は反映されません。これは仕様なのでしょうか?それともローダーの使い方がまずかったのでしょうか?作ったアプリケーションを実際に運用していく際に、問題になる部分だと思ったので質問させていただきました。
A18-1:
アプリケーションローダーでは、ロードしたファイルは上書き保存できません。途中状態を変更しても、次回ロード時には最初の設定のままになります。アプリケーションビルダーでは、ロードしたファイルはアプリケーションビルダー起動中(編集作業中)は設定の変更は保持されますが、やはり上書き保存をしないでそのまま終了すれば、次回ロード時には最初の設定のままです。保存の問題については[ユーティリティ起動]コンポーネントを使うと回避できる可能性がありますが、設定が複雑になってしまう恐れがあります。
アプリケーション全体を鑑みて、どうしてもチェックマークの状態保存が必要であれば、お知らせ下さるようお願い致します。
[ユーティリティ起動]コンポーネントについてご興味がありましたら、Sample フォルダ内の「ユーティリティ起動.mzax」及び「サンプル (ユーティリティ起動).pdf」をご覧下さい。