Q66:社内の業務管理を統合するため、作業日報管理をMZプラットフォームにて実施したいと考えております。私は岐阜県主催の講習会に1度参加したことがありますが、作成するに当たってどう手をつけたらいいのか判りません。アドバイスをいただけると幸いです。
Q66-1:
弊社は発泡スチロールを作り出す成形機、金型を製造、販売をしている企業です。
現在、社内の業務管理を統合するため、作業日報管理をMZプラットフォームにて実施したいと考えております。
【作成したい内容】
@各拠点の端末から入力できる。
Aデータを本社のサーバへ蓄積する(通信環境はVPN)。
B蓄積したデータを集計し、帳票にて出力する。
C物件番号を基幹システムのデータベースから参照する。
以上が目的です。私は岐阜県主催の講習会に1度参加したことがありますが、作成するに当たってどう手をつけたらいいのか判りません。アドバイスをいただけると幸いです。
A66-1:
お問い合わせの件についてですが、まずは構築されるシステムのイメージを描くために、まだお試しでないのであれば付属の工程管理システム簡易版をご試用になってはいかがでしょうか。もちろん、ここで使用しているデータや機能はサンプルに過ぎず、御社の業務で利用できるものではございませんが、
> @各拠点の端末から入力できる。
> Aデータを本社のサーバへ蓄積する(通信環境はVPN)。
の機能を利用することが可能ですので、動作するシステムのイメージを掴むのには手ごろではないかと存じます。工程管理システム簡易版の導入/操作方法につきましては、付属の「工程管理システム導入マニュアル」、「工程管理システム操作マニュアル」をご覧ください。工程管理システム簡易版をネットワーク経由でご利用になる場合の設定方法は、「工程管理システム操作マニュアル」の第7章「ネットワーク接続の設定」に記述がございます。
さて、一般に、社内ITシステムの構築に際しましては、社内の業務を分析し、ITシステムの構築や導入の目的、すなわち「何をやりたいのか」を明確にすることが最初の作業となります。この作業では、ITシステムの構築/導入によって社内業務がどのように変わるのか(効果やデータ入力作業の負荷など)を明らかにすることが必要です。
この作業が完了しましたら、その分析結果に基づいてITシステムの仕様を確定し、ソフトウェア作成の作業に着手することになります。
御社の場合、すでに目的が
> B蓄積したデータを集計し、帳票にて出力する。
> C物件番号を基幹システムのデータベースから参照する。
と特定されていらっしゃいますので、上述の業務分析作業は終えており、ソフトウェア作成に着手する段階にあるものと判断させていただきます。
ここで行うべきことは、まず、データを蓄積するデータベースの構成を決定すること、すなわちデータベースの設計になります。そして、データベースの設計が終わりましたら、データ入力、データ集計、帳票出力、データ参照等の各機能をMZ Platform上で作成していきます。
MZ Platform上でこれらの機能を作成する際に参考となるテキストとしまして、「データベースアクセスチュートリアル」、「注文票アプリケーション作成チュートリアル」、「エクセル連携導入チュートリアル」、「購買管理アプリケーション作成チュートリアル」等が用意されておりますので、どうぞご覧ください。これらのテキストは、Windowsのスタートメニューより、[すべてのプログラム]-[MZ Platform 2.*]-[ドキュメントインデックス]と選んだときに表示されるWEBページよりたどることができます。
また、岐阜県情報技術研究所でMZ Platform利用の技術相談が可能です。データベースの設計やソフトウェア作成でご質問がある場合には、宜しければ、岐阜県情報技術研究所の担当者に一度ご連絡下さい。