技術的な質問> 一般的な質問
確認ですが、複数のPCで稼動させる（クライアントとして）ためには、インストールガイドにあるように、それぞれのライセンスを各PCからライセンス取得をお願いするか、まとめて一括して必要PC分のライセンス発行をお願いすることになるのですね。
また、アプリケーションでひとつ解決していない問題があります。
GUIの画面に15ほどの数値カウンターと2つの数値入力フィールドを設置、ひとつの数値入力フィールドには10の数値カウンターの合計値を計算、設定、もうひとつの数値入力フィールドには残りの数値カウンターの合計値を設定するようにしてあり、数値カウンターと数値入力フィールドを他の情報とともに、MySQLへストアする構造にしています。
ところが、Keyのフィールドを基にデータ読み取りの際にひとつの数値入力フィールドの値はMySQLからは読み取れていますが、読み取ったデータを読み取りテーブルを経由して数値入力フィールドに設定しようとしましたが、既に入っているデータが更新されません。 他の数値カウンター、もうひとつの数値入力フィールドは更新されます。
仕方なく、現在は更新されない数値入力フィールドは読み取りの際初期値（0を設定）していますが、この数値入力フィールドの取り扱いには何か注意が必要なのでしょうか？
メソッドは「数値を設定する(Object)」で引数0はメソッド処理結果、指定セルの値を取得する(テーブル)です。
デバッガーでステップごとにトレースしても正しいデータ（数値）がテーブルから読み取られており、その後で元の値に再度戻すステップは見つかっていません。何かヒントがあればよろしくお願いいたします。
A90-1：
＞作業者が使うPCではアプリケーションの画面表示は不要でGUIの作業画面のみ表示したい
アプリケーションビルダーでは編集画面が表示されますが、アプリケーションローダーを起動すると編集画面は表示されず、ファイルを指定後すぐにGUI画面が起動します。
MZPlatformのファイルを示す独自アイコン（赤地に白抜きでMZ)をダブルクリックすると、自動的にアプリケーションローダーから実行するように、MZPlatformインストール時に関連付けられています。完成なさったファイルをどこか一箇所に置き、それを複数のクライアントPCから起動することも可能です。
従来通り、PC上にアプリケーションローダーへのショートカットを作成し、そこからローダーでファイルを起動することも可能です。ショートカットのプロパティから[リンク先]にローダーへのパスに続けて＋一文字空白＋ファイルへのパスを設定します。
（例："C:\MZPlatform\2.5\PFBuilder.exe" "C:\MZPlatform\2.5\AP_DATA\sample.mzax")
＞確認ですが、複数のPCで稼動させる（クライアントとして）ためには、インストールガイドにあるように、それぞれのライセンスを各PCからライセンス取得をお願いするか、まとめて一括して必要PC分のライセンス発行をお願いすることになるのですね
MZPlatformはお使いになるマシーン全てにインストールして下さい。
アプリケーションビルダーを起動する場合には、ライセンスが必要ですが、ローダー起動時にはライセンスは要求されません。
ビルダーをお使いになるマシーンについてのみ、ライセンスの申請をお願い致します。ライセンス申請ファイルは各PC固有のものとなりますので、それぞれに申請が必要です。
＞数値入力フィールドに設定しようとしましたが、既に入っているデータが更新されません
メソッド「数値を設定する(object)」をお使いの場合、以下の可能性があります。
・受け付けられない値（数字ではない文字列など）を設定すると、エラーは出ませんが、確定されませんので表示は変わりません。
・数値を表す値であってもデータ型が違うと、エラーは出ませんが、確定されませんので表示は変わりません。（例：テーブルのDoble型列からセルの値を取り、BigDecimal型の[数値入力フィールド]に設定）
[数値入力フィールド]のデータ型は、「実行（設定可）」で実行時にフィールド上で右クリック＞数値型で設定することができます。既定の型は「BigDecimal」になっています。
データベースからのデータはデータベースでの設定に依存します。
[数値入力フィールド]のメソッド「文字列を設定した後、その文字列で値を確定する」を使用すると、数値を表す値であれば設定できますし、数字ではない文字列が入った場合には、エラーが発生します。
よろしければ一度「文字列を設定した後、その文字列で値を確定する(String)」をお試し下さい。
「数値を設定する(object)」の場合、引数がObject型で、内部で型変換されずそのまま設定されてしまうため、データ型を意識する必要があります。エラーが発生しないのは、申し訳ございませんが仕様です。
Q90-2：
早速のアドバイスをありがとうございました。
アプリケーションローダーの存在を思いだしました。クライアントにはこの機能をつければ良いと理解しました。
MZプラットフォームのIconを使おうと下記のアドバイスに基づき、IconのPropertyを設定、実行したところ、「バイナリファイルからのアプリケーション情報ロードに失敗しました。」で実行できていません。アプリケーションはDiskのCではなく、Fに導入していますが、関係あるのでしょうか？スタートからアプリケーションローダーを選択、アプリケーションをスタートすることは問題なく実行できます。ご教授願います。
数値入力フィールドの件は数値型はBigDecimalになっており、テーブルの列型は整数となっています。（初期設定のProduction.sqlではInt) テーブルのデータ型 Double型列は調べる方法が分からず、調べていません。
結局、ご指示の”[数値入力フィールド]のメソッド「文字列を設定した後、その文字列で値を確定する」を使用する”を適用したところ問題は解決しました。ありがとうございます。もうひとつの数値入力フィールドは「数値を設定する」で問題ありませんが、一応同様に「文字列を設定した後、その文字列で値を確定する」に変更しました。
サーバーにMySQLのDBを設置しようかと思いますが、サーバーにはMZ プラットフォームの導入は不要ですね。アプリケーションは私のPCで作成すればよいと考えているのですが…。
アドバイスなどあればよろしくお願いいたします。
アプリケーションローダーから起動する方法は以下複数考えられます。
１．アプリケーションローダーを[Windowsスタートボタン]から起動する
通常の方法です。ファイル選択窓が表示されますので、そこからファイルを選択し開きます。
２．アプリケーションファイルをダブルクリックする
前回一つ目にご紹介したものです。
ファイルアイコンをダブルクリックするだけで、起動します。
（このファイルに対してショートカットを作成すると、やはりダブルクリックすると起動します）
３．アプリケーションローダーのEXEファイルについてショートカットを作成する
マイコンピューター等から\MZPlatform\2.5フォルダーを探し、PFLoader.exeのファイルを右クリック＞[ショートカットの作成]または[送る(N)]＞[デスクトップ（ショートカットの作成）]を選びます。
このショートカットアイコンをクリックすると、「１．」で起動するのと同じ状態になります。
４．前回二つ目にご紹介した方法は、「３．」で作成したローダーへのショートカットにさらに、プロパティからファイルへのパスを指定し、ファイル選択窓を表示せず実行するようにするものです。
（例："C:\MZPlatform\2.5\PFLoader.exe" "C:\MZPlatform\2.5\AP_DATA\sample.mzax")
さらに、クライアントPCから他PCにあるファイルを開く場合には、先に他PCにログオンしておく必要があるかも知れません。「ネットワークドライブの割り当て」などが必要になる場合もあります。
[数値入力フィールド]に値が設定されない原因は、やはりテーブルの列型が整数型（BigInteger)、[数値入力フィールド]が実数型（BigDecimal)であったことだと考えられます。お手数をお掛け致しました。
> サーバーにMySQLのDBを設置しようかと思いますが、サーバーにはMZ プラットフォームの導入は不要ですね。アプリケーションは私のPCで作成すればよいと考えているのですが…。
MySQLデータベース用のサーバーにMZPlatformをインストールする必要はございません。お作りになったMySQLへ接続するアプリケーションの「サーバー」の項で、サーバー名かIPアドレスを指定して頂ければ結構です。
（例：jdbc:mysql://localhost/ ⇒ jdbc:mysql://\ServerServer/）
MySQLのポート（デフォルトでは3306）に対してファイアーウォールが開いている必要があります。接続を試みて閉じているようでしたら、
①「MySQL Server Instance Config Wizard」を使い、設定中ポート番号を指定する箇所で[Add Fire Wall Exception This Port]にチェックを入れ、設定する
②『工程管理システム操作マニュアル』P118－120にあるように手動でファイアーウォールの「例外」を設定する
のどちらかをお試し下さい。
なお、『工程管理システム導入マニュアル』では最初のMySQLの設定（「MySQL Server Instance Config Wizard」）で「root」アカウントにリモートPCからアクセスできるよう[Enable root access from remote machine] にチェックを入れるよう書いておりますが、実際の運用段階ではセキュリティ上、この設定は変更し、他のアカウントでリモートPCからアクセスすることをお勧め致します。
備考：③は「数値入力フィールド」の「Q＆A10」にも一部掲載。
ありがとうございました。