Q17:p25で「ファイル選択」コンポーネントが接続元になっている理由、他
Q17-1:
p24で「ファイル選択」コンポーネントが接続先に設定されています。その直ぐ後のp25で「ファイル選択」コンポーネントが接続元となっています。p25で「ファイル選択」コンポーネントが接続元になっている理由は、そのp24の起動メソッドがそのp25の「イベントを発生させる」動作をともなっていると考えて宜しいのでしょうか?
p25で接続先の「画像ファイル」コンポーネントの起動メソッドの設定でメソッド/値で「選択データ」を設定する画面でNo 0: null, 1: 選択されたファイル名,2: 選択されたファイル名の列、となっていました。この番号は選択可能なのでしょうか?この番号の説明は選択できるデータの内容を示すのでしょうか?
A17-1:
> p25で「ファイル選択」コンポーネントが接続元になっている理由は、そのp24の起動メソッドがそのp25の「イベントを発生させる」動作をともなっていると考えて宜しいのでしょうか?
P24では[ボタン]と[ファイル選択]が接続され、メソッドは「単数Open用ファイル選択ダイアログを表示する(Component)」となっています。
アプリケーションビルダー「実行」ボタンを押し、実行画面が表示され、[ボタン]を押すと、ファイル選択ダイアログが表示されます。
ダイアログが表示されただけではイベントは発生しませんが、Opne用ダイアログ画面には「開く」と「取消し」のボタン、また右上にダイアログ画面を閉じる「×」印があります。
このいずれかを押すと、「データ選択イベント」が発生します。
@[ボタン(ID:2)] を画面上で押す→アクションイベント発生
→単数Open用ファイル選択ダイアログが表示される
Aダイアログのいずれかのボタンを押す→データ選択イベント発生
→[画像入力]「ファイル名を指定して画像を読込む」を実行
という順番になります。
> メソッド/値で「選択データ」を設定する画面でNo 0: null, 1: 選択されたファイル名,2: 選択されたファイル名の列、となっていました。この番号は選択可能なのでしょうか?この番号の説明は選択できるデータの内容を
示すのでしょうか?
「イベント内包データ選択」窓で出てくる「説明」欄は、「取得方法:イベント内包」で取得できるデータの説明となっています。
「説明」欄に番号が「0」以外に(1や2など)付いている場合には、「イベント番号」を設定して、細かく選択可能です。
「開く」、「取消し」のボタン、ダイアログ画面を閉じる「×」ボタンのいずれかを押すと「データ選択イベント」が発生することを上述しました。
以前にLesson12のイベント番号設定についてお問い合わせを頂きましたので、ご確認頂いているかと存じますが、P25の接続に対する「イベント番号設定」窓には
No.0:キャンセルボタンを押した時
No.1:showOpenSingleFile(),showSaveSingleFile()でファイル選択にOKを押したとき
No.2:showOpenFile(), showSaveFile()でファイル選択後にOKボタンを押したとき
と記述されています。
つまり「説明」欄の記述と合わせて見ていきますと
No.0:キャンセルボタンを押した時(「取消し」、「×」ボタンを押した時)
取得できる値:NULL
No.1:showOpenSingleFile(),showSaveSingleFile()でファイル選択にOKを押したとき(単数Open用/単数Save用ファイル選択ダイアログで「開く」/「保存」ボタンを押した時)
取得できる値:選択されたファイル名
No.2:showOpenFile(), showSaveFile()でファイル選択後にOKボタンを押したとき(複数Open用/複数Save用ファイル選択ダイアログで「開く」/「保存」ボタンを押した時)
取得できる値:選択されたファイル名の列
イベント番号設定窓の説明----
「起動メソッド(=右側コンポーネントの処理)を実行する条件」
イベント内包データ選択窓の説明----「取得できる値」
です。
特に右側コンポーネントの「起動メソッド」の取得方法が「イベント内包」の場合には、イベント番号を付けることによって、取得できるデータも選択できるとお考え頂いて結構です。