電解研磨技術とは

- 旧来の電解研磨 -

概要説明

旧来の電解研磨概要
 1931年にフランスのJacquetにより発明された。電解液中に浸した電極と工作物に電圧を印加する方法により、陽極(+極)側の工作物を研磨する。加工中の表面に形成される粘性液層の働きによって、ミクロ凸部での加工速度がミクロ凹部よりも大きくなるために表面粗さが次第に改善されるのが加工原理と考えられている。
 小さい工作物を一度に多数個処理するのに向いているが、取りしろが大きいため、精度を必要とする物には適さない。電解液として強酸や強アルカリを使用するので、作業者への危険と廃液による環境問題を伴う。このため、電解研磨装置を新規に設備するのは非常に難しい状況になっている。

電解研磨方法

電解研磨の原理



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