
金属材料は、ステンレス鋼や耐熱超合金など、合金にすることで、その性能を大きく向上させてきた歴史があります。
Jien-Wei Yeh氏とBrian Cantor氏は、それぞれ等元素比の多元合金から構成されるハイエントロピー合金を2004年に発表しました。この発表以降、ハイエントロピー合金に対する合金研究開発が世界中で取り組まれることとなりました。
研究開発が進むにつれて、エントロピーの高い合金の解釈も多様となり、経験的な指標はあるものの、明瞭な定義付けまでなされておりません。そのため、学術的に整理体系化されるまでに至っていません。逆に言いますと、日進月歩であり、競争が激しい活発な議論がなされている分野と言えます。
これまで、産総研および金属系材料研究開発センターは、「NEDO航空機エンジン向け材料開発・評価システム基盤整備事業」にて、研究開発や調査をおこなってきました。本ウェブサイトは、これらの研究開発を通じて得た知見などをまとめており、ユーザの皆様の研究開発の一助になればと考えています。
ハイエントロピー合金データベース開発責任者 産業技術総合研究所 廣瀬伸吾