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摩擦係数試験は、ピン・オン・ディスク型の摩耗試験を用いて、ピンにかかる荷重と摩擦力により、薄膜表面の摩擦係数を測定し、摺動面での摩擦の大きさを評価する方法です。摩擦係数の少ないほうが、すべりやすく、潤滑性が良いことになります。
摩擦係数(μ)は、摩擦力の大きさ(F)を摺動面に押し付ける力(荷重)の大きさ(P)で除した値(F/P)で表され、単位はありません。静止している物体を動かす力を静止摩擦力といい、その場合の摩擦係数を静摩擦係数といいます。動いている物体にかかる摩擦力を動摩擦係数といい、その場合の摩擦係数を動摩擦係数といいます。
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