Q73:プログラムを実行する手順は同じイベントの中では上から下へでしょうか?
A73:
原則としてそのようにお考え頂いて結構です。
ただしMZ Platformでは、最初に発生したイベントをきっかけとして、そのイベントを受け取ったコンポーネント(接続先コンポーネント)がメソッドを実行し、さらにそのメソッド実行により新しくイベントが発生して次の動作が行われる、という形で処理が進みます(このような処理実行形態を「イベント駆動型」と呼びます)。
1つのイベントに複数のコンポーネントが接続されている場合には、処理は上から順に実行されます。
イベント発生を伴うメソッドが実行される場合には、一見、実行順序が複雑に見えますが、すべて上述の考え方でたどることができます。
アプリケーション開発チュートリアル(応用編)Lesson9の例では[度数分布集計]コンポーネントの「集計対象データを設定する(PFObjectList)」が「イベント発生を伴うメソッド」に当たります。
アプリケーション実行後、上から順に処理されていき、
・[度数分布集計]「集計対象データを設定する(PFObjectList)」が実行される
↓
・[度数分布集計]からデータ設定イベントが発生
↓
・[ヒストグラム][テーブルデータを設定する]が実行される
↓
・[フレーム]「フレームを表示する」
の順になっているお考え下さい。
備考:「アプリケーション開発チュートリアル(応用編)」の「Q&A10」にも掲載。