Q10:@プログラムを実行する手順は同じイベントの中では上から下へでしょうか?
Aプログラムの流れがわかっていないのですが、応用編P88の左のコンポーネント”度数分布集計(数値)”のデータ設定イベントはどのタイミングで実行されるものなのでしょうか?
A10:
@ 原則としてそのようにお考え頂いて結構です。
ただしMZ Platformでは、最初に発生したイベントをきっかけとして、そのイベントを受け取ったコンポーネント(接続先コンポーネント)がメソッドを実行し、さらにそのメソッド実行により新しくイベントが発生して次の動作が行われる、という形で処理が進みます(このような処理実行形態を「イベント駆動型」と呼びます)。
1つのイベントに複数のコンポーネントが接続されている場合には、処理は上から順に実行されます。
イベント発生を伴うメソッドが実行される場合には、一見、実行順序が複雑に見えますが、すべて上述の考え方でたどることができます。
アプリケーション開発チュートリアル(応用編)Lesson9の例では[度数分布集計]コンポーネントの「集計対象データを設定する(PFObjectList)」が「イベント発生を伴うメソッド」に当たります。
アプリケーション実行後、上から順に処理されていき、
・[度数分布集計]「集計対象データを設定する(PFObjectList)」が実行される
↓
・[度数分布集計]からデータ設定イベントが発生
↓
・[ヒストグラム][テーブルデータを設定する]が実行される
↓
・[フレーム]「フレームを表示する」
の順になっているお考え下さい。
A 上記の通り、メソッド「集計対象データを設定する(PFObjectList)」が実行されると、[度数分布集計]からデータ設定イベントが発生します。
各コンポーネントでイベントが発生する条件は、『コンポーネントリファレンス』に書かれている定義に依るものとなります。
どんな時に、どんなイベントが発生するか、やはりこちらも判り難い点が多々ございますので、どうぞご不明な点は、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
備考:@は「一般的な質問」の「Q&A73」にも掲載。