産業技術総合研究所では旧機械技術研究所,旧中国工業技術研究所の時代から溶接加工,機械加工に関して実験データの収集と蓄積を永年行なってきました.その集積データを製造知識資源として広く一般にお使い頂くために,平成8年度から研究情報公開データベース(RIO-DB)の中で公開してきました.ブラウザからの検索により,適切な加工方法や加工条件を提示するコンサルティング機能を有しています.
また産業技術総合研究所九州センターと九州地域の公設試験研究機関が,難加工性金属材料やセラミックスなどの難削材の切削(旋削)加工に関し,過去に共同で行った研究において収集された事例データを公開します.
なお,加工データは,使用する加工装置等の環境によって種々の影響を受けるため,本データベースは参考データとしてご利用ください.
中国センター関連の加工 | 「中国センター関連の加工」では, |
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九州センター関連の加工 | 「難削材切削加工データベース」難加工性金属材料やセラミックスなど難削材の切削(旋削)加工に関し,九州センターと九州地域の公設試験研究機関が共同で研究した事例データを公開しています. なお本データベースは,中小企業庁「テクノナレッジネットワーク事業」の一環として、産総研と公設試験研究機関の技術情報を広く中小製造業に普及し活用して頂くことを目的とした「ものづくり情報資産データベース」に参画して構築したものです. |
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つくばセンター関連の加工 製造技術研究部門 |
(電解研磨加工)では,各種金属材料の平面,円筒内面の電解研磨加工事例を体系化し,公開しています.データには,従来の100倍の電流密度を利用した超高速電解脱スケールの加工事例が含まれています.この加工法で,従来,数10秒を要したステンレス鋼の脱スケールを0.1秒以下に短縮できました.また,この加工法では,硝弗酸の代わりに中性の電解液を用いており,環境負荷の面でも大きな利点があります.なお,このデータベースでは、電解研磨の推奨条件を提示するだけではなく,その理由となる実験事例をあわせて提示します. 「切削加工」は,旧機械技術研究所で行っていた切削加工,特にエンドミル削りに関する事例を公開します. 「溶接加工」 |