５．　レーザ切断の加工条件の追込み

　前章でも述べたように、良好な切断ができる条件を設定できることがレーザ切断技能者としての必要な条件である。そのためには、様々なパラメータを変更させた時の影響について熟知しておくことが必要である上に、加工するためにかかる時間を優先するのか、切断品質をすべてにおいて優先するのか等のケースバイケースの要因で、条件の追込み方が変わってくることも知っておかなくてはならない。しかし、「速く綺麗に切りたい」と言うのはレーザ切断を導入しているところでは共通の項目と思われるので、ここでは保有装置でユーザの仕様が満たせる最大の切断速度に切断条件を設定するための条件追込みの例をフローチャートとして纏めたものを用意した。こちら¹⁾を参照して頂き、条件設定に役立てて頂けると幸いである。