MZ Platform 知っていると便利

    MZ Platformの保存ファイル

    1. 保存ファイルの形式
    2. アプリケーションビルダーでファイルを保存時には、XML形式のファイル(拡張子「.mzax」)で保存されるようになっています。
      アプリ ケーションビルダーのメ ニューから[オプション]>[バイナリファイ ルの自動保存]のチェックマークを入れると バイナリファイル(拡張 子「.mzas」)のファイルも同時に保存されるようになります。
    3. 保存の方法
    4. アプリケーションビルダーのツールボタンまたはメニューの「保存」を選択すると、保存ダイアログが表示されま す。
      ロードしたファイルを上書きするときは「上書き保存」を選択します。
    5. 保存ファイルの実行
    6. MZ Platform のアプリケーションファイルには MZ Platform 独自のアイコンが付きます。
      アイコンをダブルクリックすると、自動的にアプリケーションローダーで実行されるようになっています。
      また、このファイルアイコンをアプリケーションビルダー上にドラッグ&ドロップすることで、ファイルをロードできます。
    7. バックアップファイル
      1. バックアップのタイミング
        ビルダーの編集内容はアプリケーション実行時とアプリケーションビルダー終了時に 自動的にバック アップファイルに保存され ます。
        ・実行時バックアップファイル「ApplicationBackupExec.mzas 」
        ・終了時バックアップファイル 「ApplicationBackupExit.mzas」
        それぞれのバックアップは拡張子を変えて(mzas.0、mzas.1)と2世代前まで保存されています。
      2. バックアップファイルの場所
        MZ Platform インストールフォルダ¥log フォルダ内(例: C: MZPlatform¥4.0¥log )に作成されます。
        バックアップファイルを呼び出すには、アプリケーションビルダーを立ち上げ、ツールボタン[ロード]を押し、「開く」ダイアログ で log フォルダ内のファイルを選択します。
        ファイルの内容を確認したら、必ず別名で保存してください。
      3. エラーログ
        エラー発生時にはエラーログがlogフォルダに保存されます。

    ドラッグ&ドロップでファイルを開く

    コンポ―ネントの追加

      コンポーネントは一つずつ追加するだけでなく、複数のコンポーネントを一括追加することもできます。

    1. コンポーネント一括追加の方法
      1. 編集画面上で右クリック[コンポーネント一括追加...](画面編集画面では[新規コンポーネント一括追加...])を選択 しま す。
        コンポーネント追加画面が表示されます。
      2. 追加画面上部のコンポーネント上位分類タブ、右側にある下位分類タブをクリックして、中央に目的のコンポ― ネント名称を表示させま す。
        (例:[文字列格納変数]を追加 上部の「処理部品」タブをクリック>右側[変数]タブをクリック)
      3. 追加数欄に必要数を入力して、Enterキーを押します。
        画面下部のコンポーネント追加数が変化します。
      4. 最後に画面下部の「追加」ボタンを押します。
        編集画面にコンポーネントが追加されます。
    2. クラス指定でのコンポーネント追加
      1. 背景にてマウス右クリックしコンポーネント追加メニューの[クラス指定…]を選択します。
      2. 追加するコンポーネントのクラス名を指定します。
        ※コンポーネントのクラス名はコンポーネント上にマウスを合わせたときの情報窓や、Javadocの各コンポーネントのクラス名の欄で確認できます。
    コンポーネント一括追加画面

    コンポーネントキーの変更

    1. コンポーネントキーの変更
      1. 編集画面上のコンポーネントをダブルクリックすると、コンポーネント属性情報設定画面が表示されます。
        「ComponentKey」の欄を変更します。
        既定値はコンポーネント名+コンポーネントIDです。
        コンポーネントキーはコンポーネントの役割が分かりやすいように、自由に設定することができます。
      2. 変更を既定値に戻すときは、「Null」欄にチェックを入れます。

    2. テキスト変更のコンポーネントキーへの反映
    3. 画面編集コンポーネントの一部には、Text欄などを変更すると自動的にコンポーネントキーに反映されるものがあります。
      1. テキストの反映 
        [ボタン]、[ラベル]、[メニュー]など
      2. タイトルの反映
        [フレーム]、[パネル]など

      ※フィールド類のコンポーネントはテキストを入力しても、コンポーネントキーには反映されません。
      ※※属性設定からコンポーネントキーを設定した場合、以降自動的に変更されなくなります。

    コンポーネント属性情報設定窓
    1. アプリケーション名称のコンポーネントキーへの反映
    2. ビルダー編集画面上部の「アプリケーション名称」を変更すると、[アプリケーション]のコンポーネントキーに反映さ れます。
    アプリケーション名称の変更

    コメントの追加

    1. コメントの追加
    2. アプリケーションビルダーの編集画面にコメントを付けることができます。
      長くなった編集画面を見やすく整理し、機能の説明を書いておいたりすると便利です。
      コメントを付けることができるのは以下の3箇所です。
      1. 行コメント
        編集画面で右クリック>[コメント行追加...]を選択します。
        コメント入力窓が表示されます。
      2. イベントコメント
        イベントの丸印の上で右クリック>[コメント編集]を選択します。
      3. 接続先コメント
        接続先コンポーネントの上で右クリック>[コメント編集]を選択します。

    3. コメント行検索
    4. ビルダー編集画面右上の[コメント行検索...]欄をクリックして、コメントを選ぶと、そのコメント行にジャンプします。
      コメント行の一行目にはタイトルになるコメントを付けておくと便利です。
    コメント設定例

    コンポーネント移動

    1. 編集画面でのコンポーネントの追加位置
    2. コンポーネントをビルダー編集画面上で右クリックして追加するとき、クリックした場所の垂直位置に追加されます
    3. 編集画面でのコンポーネントの移動
    4. 追加したコンポーネントはドラッグして位置を上下に移動することができます。
      ビルダー編集画面左側の接続元コンポーネントの位置は処理が行われる順番とは関係はありません。
      編集画面右側のイベントの接続処理は上から順に行われ、順番を入れ替えると実行順序が変わります。
    5. コンポーネントIDの変更
    6. コンポーネントIDは追加時に自動的に設定されます。
      ビルダー編集画面上で右クリック>[コンポーネントID再設定]を選ぶと、編集画面上のコンポーネントの順番通りにIDが振り直されま す。
      または、属性情報設定窓から他のコンポーネントと重複しない別IDに変更が可能です。

    コンポーネントのコピー&ペースト

    1. コンポーネントのコピー&ペースト
      1. 編集画面上で左側に配置されているコンポーネントを右クリック>[コピー]を選ぶと、コンポーネントをコピーすることができ ま す。
        編集画面上で右クリック>[貼り付け]でコンポーネントを貼り付けます。
      2. 複数のアプリケーションビルダーを立ち上げて、一方の編集画面でコンポーネントをコピーし、他方のビルダー編集画面に貼り付 ける こともで きます。
        その際、接続先ごとコピーしたい場合は、接続先となるコンポーネントも同時に複数選択し、コピーします。
    選択して右クリック、コピー
    1. イベント処理のコピー&ペースト
      1. イベントの接続先処理のコピー&貼り付け
      2. イベントを示す赤丸の上で右クリック>[コピー]を選択します。
        複数の接続先処理がある場合は、全てコピーされます。
        貼り付けたいイベントの赤丸の上で、右クリック>[貼り付け]を選択します。
      3. 接続先処理を1つだけコピー&貼り付けする場合
      4. 編集画面右側の接続先コンポーネント上で右クリック>[コピー]を選択します。
        貼り付けには2つの方法があります。
        1. 貼り付けたい他のイベントの赤丸の上に移動し、右クリック>[貼り付け]を選択します。
          接続処理の一番下に貼り付けられます。
        2. 貼り付けたい他のイベントの接続先コンポーネント上に移動し、右クリック>[貼り付け]>[上]または[下]を選択しま す。
    イベントを示す赤丸上で右クリック、コピー
    イベントを示す赤丸上で右クリック、貼り付け

    接続先コンポーネント上で右クリックし、コピー
    接続先コンポーネントの上または下に貼り付け

    コンポーネント/接続処理の削除

    1. コンポーネントの削除
      1. 編集画面上で左側に配置されているコンポーネントを右クリック>[削除]を選ぶと、コンポーネントを削除することができ ます。
        [shift]キーを押しながらコンポーネントを複数選択し、削除することもできます。
      2. ※ただし、削除しようとするコンポーネントが他のコンポーネントの接続先処理等で使用されている場合は、先に接続関係を削除し ない とコンポーネントを削除できません。

    2. イベントの削除
      1. 編集画面上でイベントを示す赤丸上で右クリック>[削除]を選ぶと、イベントを削除することができ ます。
        接続先処理も一緒に削除されます。
    3. 接続先処理の削除
      1. 編集画面上で接続先コンポーネント上で右クリック>[削除]を選びます。
    選択して右クリック、削除を選択
    接続関係がある場合のエラー画面
    イベントの接続
    接続先処理の接続

    タブやメニューの画面配置

    1. タブの画面配置方法
      1. タブの追加
        画面編集画面の編集領域で[タブ]を追加します。
      2. 階層ツリー領域で[タブ]を選択し、右クリックして、[パネル]またはGUI複合コンポーネントを必要数タブ上に追加しま す。
        ※タブに直接他の画面構成部品は配置できません。
        タブ切替の画面は、パネルを配置してから、パネルの領域上に必要な画面構成部品を配置することになります。
    2. メニューの画面配置方法
      1. メニューの追加
        階層ツリー領域の[フレーム]上で右クリックし、コンポーネント追加または新規コンポーネント追加から[メニュー]を追加しま す。
        ※編集領域で[メニュー]は追加できません。
      2. 階層ツリー領域の[メニュー]の上で右クリックし、[メニューアイテム]を追加します。
        [メニューアイテム]が[メニュー]の下に配置されているのを確認します。
        ※[メニュー]を追加してからでないと[メニューアイテム]等を追加できません。
    [タブ]の配下に[パネル]を配置

    メニューの追加
    ツリー領域で右クリック

    日付フォーマット

    1. 日付型データ
    2. [テーブル]の日付型列や[日付入力フィールド]、[カレンダー]コンポーネントなど日付を扱うコンポーネントからDateオブジェクト を取 得して 文字列として見ると、「Fri Mar 03 11:53:32 JST 2023」といった表現になります。
      日付を扱うコンポーネントの値の取得や表示時には、書式を指定することができます。

    3. 表示形式設定の方法
      1. [日付入力フィールド]、[テーブル]での表示
      2. 「実行(設定可)」ボタンで実行し、コンポネント上で右クリック、(テーブルの場合は列)>表示モード>その他を選択すると、「表示 パ ターン入 力」窓が表示されます。
      3. [カレンダー]での設定
      4. メソッド「書式指定によるカレンダー文字列表現の取得(String)」や「カレンダーを書式指定で設定 (String,String)」で引数 に設定します。
    4. 日付フォーマット
    5. 詳しくは  Java Platform Standard Edition 8ドキュメント を参 照し てくださ い
      文字
      説明
      G
      紀元


      M


      月における日
      E
      曜日の名前
      a
      午前/午後
      H 一日における時(0-23)
      一日における時(1-24)
      h
      午後の時(1 - 12)


      s

      S
      ミリ秒

      一般的なタイムゾーン
    6. 日付書式設定例
      • yyyy/MM/dd HH:mm:ss z 2023/03/03 12:45:56 JST
      • Gyyyy年M月d日(E) 西暦2023年3月3日(金)
      • ah時m分 午前7時30分
    7. ロケールの指定
    8. 日付表示文字列はロケールの設定によって異なります。
      [カレンダー]コンポーネントのメソッド「getFormatedCalender(String,Locale)」でロケールを指定し て、 日付表示 文字列を取得することもできます。
      1. 英語(US)ロケールを指定して、日付文字列を取得
      2. 引数のロケールは固定値では設定できないため、[ユーティリティ起動]コンポーネントを追加 し、メソッド「getLocaleEnglishString()」の戻り値を取得します。
        (引数1設定例 取得方法:メソッド戻り値 コンポー ネント:ユーティティ起動  メソッド/値:getLocaleEnglishString)
      3. 和暦の日付文字列を取得
      4. 引数のロケールは固定値では設定できないため、[カレンダー]コンポーネントのメソッド「 getLocaleForJapaneseCalendar() 」の戻り値を取得します。
        (引数1設定例 取得方法:メソッド戻り値 コンポー ネント:カレンダー  メソッド/値: getLocaleForJapaneseCalendar)

    コンポーネント情報の編集

    コンポーネント情報の編集

    アプリケーション構築時の操作支援として、アプリケーションビルダー上にコンポーネントのメソッド情報やイベント情報が表示されます。
    コンポーネント情報は、XML テキストファイル形式で実行環境内に提供されます。
    この情報は利用環境で変更が可能ですので、必要に応じて編集してください。
    コンポーネント情報の編集操作は、アプリケーションビルダーから起動されるコンポーネント情報編集ツールによって行います。

    <画面>
    アプリケーションビルダー メイン画面

    <手順>
    ①メニューバーから[オプション]-[コンポーネント情報編集]を選択

    ②編集対象コンポーネントの選択により、編集画面が表示されます。
    メソッド情報の設定またはイベント情報の設定を行います。

    メソッド情報の設 定詳細 (新規ページを開く)

    ※※イベント情報の設定 詳細 (新規ぺージを開く)