数値入力フィールドは、内部に数値データを保持しており、それとは独立に数値の文字列表現を表示しています。グループや丸めモードはすべて文字列表現に限定した指定となり、表示されている文字列と実際の数値は異なります。なお、メソッド「数値を取得する()」で実際の数値を取得できます。
一方、メソッド「数値を設定する(Object)」を呼び出すと、内部の数値は変わりますが、画面上の文字列表現は変わりません。この挙動のせいで混乱してしまうかもしれません。
設定した数値を表示に反映するためには、メソッド「文字列を設定した後、その文字列で値を確定する(String)」をお使いください。このとき、引数に数値を渡しても自動的に変換されるので問題ありません。この方法でフィールドに手入力せず表示に限定することは典型的な使用方法の一つです。その場合は、属性Editableをfalseにすると明示的に表示限定で使用できます。
他に数値をグループ表記にする方法としてはテーブルの数値型の列で可能ですが、単体の数値を扱いたい場合は数値入力フィールドになります。