お問い合わせありがとうございます。
ご指摘の通り、このアプリケーションの中ではイベント番号を必要としない「SQL文を実行する(String)」でも正常に動作します。
イベント番号を指定するメソッドを使用している理由としては、一つのアプリケーションの中で実行されるSQL文に区別をつけたい、今後改修、発展したときに必要になる場合があるなどが挙げられます。
実行されるSQLはUpdate文とSelect文ですが、Update文は実行後、処理完了イベントが発生し、イベント内包データとして「更新された行数」が取得できます。
Select文は実行後データ生成イベントが発生し、テーブルデータを取得できます。
[サブルーチン(ID17)]が呼び出されると[データベースアクセス]のメソッドも呼び出されUpdate文もSelect文も両方実行されていますが、Update文ではデータ生成イベントは発生しません。
仮に、SQLが両方Select文だった場合は、データ生成イベントに繋げてイベント番号1を設定した処理、イベント番号2を設定した処理、それぞれに呼び出されます。
イベント番号を指定しない「SQL文を実行する(String)」の実行による発生イベントは「イベント番号0」という扱いになります。イベント番号を設定していない、または他のイベント番号に加えて番号0を設定している処理が起動されます。
まとめますと、SQL文の種類により発生するイベントが違うことが、データ生成イベントの接続処理が呼び出されない大きな理由ですが、仮にデータ生成イベントが発生するSQL文がイベント番号2とともに実行されても、イベント番号1の処理は呼び出されません。イベント番号を指定しないSQL文が実行されても、イベント番号1の処理は呼び出されません。
実は、メソッド「イベント番号を指定してSQL文を実行する(String,int)」を使用した場合でも、イベント番号を設定していない接続処理は起動されます。したがって、このアプリケーション内ではイベント番号は必須ではないのですが、実用のアプリケーションでは[データベースアクセス]で複数のSQL文を実行することが多く、チュートリアルという性質上、このような記載にしております。
以上、ご不明な点がございましたら、どうぞ再度ご連絡ください。
よろしくお願い申し上げます。