制約が数多くあり、おすすめできませんが、一応可能です。グラフを貼り付けるフレーム等が、画面編集で「手動配置」の状態であれば、ラベルをグラフ上に配置することができます。
ただし、画面編集画面でラベルの位置を決定するためのドラッグ等の操作が可能となるのは、左のツリー表示でグラフより下にあるラベルに限定されます。これは、画面編集画面ではツリー表示の上から順に画面表示で下から順に描画していくので、ツリー表示側でグラフより上にあるラベルは画面表示側で隠れてしまうからです。
一方、このようにして配置したラベルは、そのままビルダーから実行すると表示されません。これは、実行中の画面表示では、画面編集画面のツリー表示側の通りに下から描画されるからです。ツリー表示側でグラフより下にあるラベルは隠れてしまいます。
そのため、画面編集画面でラベルの位置を編集する際には、ツリー表示側でグラフの下になるようにドラッグして順序を移動させます。位置の編集が終了したら、ツリー表示側でグラフの上になるように順序を変更します。このようにすれば、フレーム等を表示した際に、グラフの任意の位置にラベルを表示することができます。このようにして作成したサンプルを添付しますので、ZIPファイルを展開してビルダーでご確認ください。
なお、ここまでの手順に従ってグラフの上にラベルを表示させても、グラフ上のどこかをクリックすると、ラベルが消えてしまいます。これは、グラフに画面のフォーカスが当たったことで最前面に出てきてしまい、ラベルが隠れてしまう現象です。使用しているJava側の制約で、MZ側では制御できないことも多いので、以上の制約をふまえてお使いください。