MZ Platform開発チュートリアルL6(テーブルを使ってみよう)

このチュートリアルは『開発チュートリアル(応用編)』を基に説明しています。
サンプルアプリケーションはAP_DATA\Tutorial\Lesson06(住所録).mzaxです。

  1. テーブルとは
  2. テーブルの構成

    1. テーブルは「列」と「行」から構成されています。
      列の1行目は「列名」を入力します。
      列と行の交点を「セル」と呼びます。
    2. 表データは、項目の意味が同じデータの集合であり、この例では、5件のデータすべてが“氏名”、“住所”、“性 別”、“年齢”のデータを 持っているというものです。
      項目の異なるデータを持ったデータは、表の中に入れられません。
    テーブルの構成

    テーブルの構造

    1. テーブルには構造があります。
      テーブルのセルの中はどんなデータが入っても良いというわけではありま
      せん。
      同じ列の中は同じ内容のデータを持っていなければなりません。
    2. 右の「テーブルの構造」図の例では、1列目は“氏名”という名前で文字列型、2列目は“住所”という名前で文字列型、3列目 は“性別”と いう名前で文字列型、4列目は“年齢”という名前で整数型です。
      4列目の年齢は、文字列や小数点以下の数字が入っては困るので整数型とします。
      このように、テーブルにはデータ構造というのがあり、先に決めてからデータを入力します。

    テーブルの列型

    1. テーブルの列型は列の追加時に選択することができます。
    2. 主な列型には、
      列型 名
      文字列 文字列を設定する
      整数 整数値を設定する
      実数 整数以外の数値も設定できる
      日付 日付値を設定する 
      表示属性に日付のみ、日付と時刻など選択できる
      論理 true/falseの値を設定する ☑で表示される

      参考:コンポーネント>テーブル>テーブル の列・列型
      参考:知っていると便利>日付フォーマット

    テーブルの構造

  3. テーブルの表示
  4. 完成画面例

    [フレーム]画面に[テーブル]を配置します。
    列と行を追加し、列名を入力します。
    セルに氏名や住所を入力します。
    フレームのタイトルは「住所録」と設定します。

    画面編集

    コンポーネント 追加
    1. 追加するコンポーネントは以下の通りです。
    2. コンポーネント名 必要数 カテゴリー
      フレーム 1 画面構成部品>ウィンドウ
      テーブル 画面構成部品>テーブル

    3. ビルダー編集画面上で右クリックするとポップアップメニューが表示されます。
      1. [コンポーネント追加]>[画面構成部品]>[ウィンドウ]>[フレーム]を選択し、クリックします。
      2. [コンポーネント追加]>[画面構成部品]>[テーブル]>[テーブル]を選択し、クリックします。
    画面編集
    1. ビルダー画面下部のツールボタン「画面編集」を押して、画面編集画面を表示します。
    2. 画面編集領域で右クリック>コンポーネント追加>[テーブル]を選択します。
    3. [フレーム]の上に[テーブル]が配置されたイメージが表示されます。
      データが入っていない状態では、灰色の四角のイメージです。
    テーブル配置例

    基本の接続処理の作成

    1. アプリケーションを開始したらフレームを表示する、フレームを閉じたときアプリケーションを終了する、基本の処理を作成します。
    2. 参考: 使ってみよう>画面を作ってみよう(L4)>基本の接続処理

    列と行の作成

    ツールボタン[実行(設定可)]ボタンで実行し画面を表示しながら、列と行の追加を行います。
    1. 列の追加
      1. テーブルの上で右クリック>[ テーブル]>[列]>[追加]>[複数列]>[文字列]を選びます。
        列数を入力する窓が表示されます。
      2. 追加列数を「4」と入力します。
      3. 灰色の列ヘッダーが追加されて表示されます。
        行はまだ表示されません。
    2. 行の追加
      1. テーブルの上で右クリック>[ テーブル]>[行]>[追加]>[複数行…]を選びます。
        行数を入力する窓が表示されます。
      2. 追加行数を「5」と入力します。
        行が追加されて表示されます。

    列の追加例
    追加列数入力窓
    列追加画面例

    列属性の変更

    ツールボタン[実行(設定可)]ボタンで実行し、画面を表示しながら行います。
    1. 列型の変更
      1. 右端の「年齢」を入れる列の列型を変更します。
        列の上で右クリック>[列]>[列型]>[整数]を選択します。
      2. 見た目は変わりませんが、列型を確認すると設定した列型を示す「●印」が付いてます。
    2. 列名の設定
      1. テーブル列の上で右クリック>列>列名…を選びます。
        列名の入力窓が表示されます。
      2. 列名の入力窓で、列名を入力します。
        左から「氏名」、「住所」、「性別」、「年齢」と入力します。
    列型変更例
    列名の設定

    列幅の調整

    1. 列ヘッダー部分、列と列の間にマウスを合わせ、ポインターが両側矢印の形になったときに左右にドラッグして列幅を調整しま す。
      氏名と住所の列の幅を広げます。

    テーブル領域の調整

    画面編集
    1. ビルダー画面下部のツールボタン「画面編集」を押して、画面編集画面を表示します。
    2. テーブルの領域の端にマウスを合わせて、表示領域を広げます。
      ※表示領域の調整は画面編集画面でしかできません。

    列幅の調整
    テーブルの表示領域を広げる

  5. データの入力
  6. セルへの値の入力

    1. 完成画面例を参考にセルにキーボードから値を入力します。
      日本語入力をするときは、セルをダブルクリックして、セルの中でカーソルが点滅している入力状態にします。
      セルを一度だけクリックした青い選択状態のときは、上手く入力されません。

    フレームタイトルの入力

    1. [フレーム]のタイトルを設定します。
      「実行(設定可)」で実行し、フレーム画面の端をマウスでドラッグして広げます。
      フレームの上で右クリック>[タイトル...]を選択すると、タイトル入力窓が表示されます。
    2. 『住所録』と入力して、タイトル入力窓は閉じます。
      [フレーム]のコンポーネントキーも自動的に変更されます。
    3. ※属性情報画面からもタイトルの設定ができます。
    確認 ここまで設定すると、完成です。
    完成画面例
    ワンクリックで選択状態
    ダブルクリックして入力状態にする
    フレームタイトルの入力