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テーブルの構成
- テーブルは「列」と「行」から構成されています。
列の1行目は「列名」を入力します。
列と行の交点を「セル」と呼びます。 - 表データは、項目の意味が同じデータの集合であり、この例では、5件のデータすべてが“氏名”、“住所”、“性
別”、“年齢”のデータを 持っているというものです。
項目の異なるデータを持ったデータは、表の中に入れられません。
- テーブルの構成と構造
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テーブルの構造
- テーブルには構造があります。
テーブルのセルの中はどんなデータが入っても良いというわけではありま
せん。
同じ列の中は同じ内容のデータを持っていなければなりません。 - 右の「テーブルの構造」図の例では、1列目は“氏名”という名前で文字列型、2列目は“住所”という名前で文字列型、3列目
は“性別”と いう名前で文字列型、4列目は“年齢”という名前で整数型です。
4列目の年齢は、文字列や小数点以下の数字が入っては困るので整数型とします。
このように、テーブルにはデータ構造というのがあり、先に決めてからデータを入力します。 -
テーブルの列型
- テーブルの列型は列の追加時に選択することができます。
主な列型には、「文字列」、[整数」「実数」、「日付」、「論理」型があります。
参考:テーブルの列・列型 - テーブル作成の基本
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テーブル列の作成
- 画面編集画面でフレームにテーブルを追加します。
- 画面編集画面を閉じ、[実行(設定可)]ボタンで実行します。
テーブルの上で右クリック>[ テーブル]>[列]>[追加]>[一列]または[複数列]を選びます。 - 最後に表示される列型を選びます。
主な列型には、「文字列」、[整数」「実数」、「日付」、「論理」型などがあります。 - 追加列数を入力します。
[複数列]を選んだ場合は、追加列数の入力窓で、列数を入力します。 -
テーブル行の作成
- テーブルの上で右クリック>[テーブル]>[行]>[追加]>[一行]または[複数行]と選びます。
- 追加行数を入力します。
[複数行]を選んだ場合は、追加行数の入力窓で、行数を入力します。 -
テーブル作成
一度に列と行を追加することも可能です。 - テーブルの上で右クリック>[テーブル]>[テーブル作成...]を選びます。
テーブル作成窓が表示されます。 - 列数と行数を入力し、「デフォルトの列型」を選択します。
「java.lang.String」は文字列型を意味します。 -
列名の変更
- テーブル列の上で右クリック>列>列名…を選びます。
- 列名を入力します。
列名の入力窓で、列名を入力します。 -
セルへの値入力
- テーブルセルをダブルクリックし、キーボードから入力します。
マウスカーソルが点滅している状態がセルの編集状態です。
セルが青色の時は選択状態を表しています。 -
列型の変更
次項のテーブルの列・列型を参考にしてください。
- テーブルの列・列型
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テーブルの列型
- 列の列型を変更するには[実行(設定可)」で実行し、列の上で右クリック>[列]>[列型]と選択し、最後
に表示される列型を選びます。
現在設定されている列型は「●文字列」のように黒丸で示されています。
表示属性の設定には列の上で右クリック>[列]>表示属性を選びます。
メソッドで列を追加する際には、クラス名で列型を指定します。 - 主な列型以外の数値型を選ぶこともできます。
列型の選択で[データ型指定...]を選ぶと「java.lang.Double」,「java.lang.Float」, 「java.lang.Long」,「java.lang.Short」,「java.lang.Byte」が選択できます。 - 日付型の表示属性設定 [実行(設定可)」で実行>列>表示属性(日付)>表示形式を選び、最後に「日付と時間」、「日付のみ」、「時間のみ」を選ぶことが できま す。
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列属性の保持
- 「全行列を削除する()」を実行するなどして、列を削除したり、メソッド「テーブルデータを設定する
(PFObectTable)」で テーブル データ全体を設定するとテーブル列の属性は消えてしまいます。
テーブルデータをクリアする場合はメソッド「全行を削除する()」、データ設定の際には「行を追加する (PFObjectTable)」を使 うと列属性は 保持されます。 -
選択リスト
列にはデータの選択リストを設定することができます。
- 文字列型、数値型の列にはセルデータの選択リストを設定できます。[実行(設定可)]ボタンを押し て実行>列の上で右クリック>[表示属性]>[選択リスト]>[表示する...]を選び、選択リ ストを編集し ます。
- メソッド「指定列に選択項目リストを設定する(int,PFObjectList)」でも設定できます。
- テーブル画面編集
- ビルダー画面下部のツールボタン「画面編集」を押して、画面編集画面を表示します。
- 画面編集領域で右クリック>コンポーネント追加>[テーブル]を選択します。
- [フレーム]の上に[テーブル]が配置されたイメージが表示されます。
データが入っていない状態では、灰色の四角のイメージです。 - データ設定、データ取得の方法
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テーブルデータ設定のメソッド
テーブル型データを引数として[テーブル]に設定する主なメソッドは以下の2つです。 - 「テーブルデータを設定する(PFObjectTable)」
テーブルデータは上書きされます。 - 「行を追加する (PFObjectTable)」
先に追加されているデ―ブル行がある場合は、その後ろに追加されます。 -
列データ設定のメソッド
列データを設定したり、新規に列を追加するメソッドには以下があります。 - 「指定列に列データをリスト形式で設定する(PFObjectList,int)」
リスト型データを引数として[テーブル]に設定する主なメソッドです。 - 「addColumnData」
列名や列型、追加位置、追加するデータを引数によって指定します。
※引数が違う同名のメソッドが複数あります。 - 「addMultiColumnData」
追加数や列名、列型、追加位置、追加するデータを引数によって指定します。
追加データを指定しないで空列を追加することもできます。
※引数が違う同名のメソッドが複数あります。 -
行データ設定のメソッド
行データを設定したり、行を追加するメソッドには以下があります。 - 「指定行に行データをリスト形式で設定する(PFObjectList,int)」
リスト型データを引数に[テーブル]に設定する主なメソッドです。 - 「行を追加する」
テーブル型データを引数とするものと、引数無しで空の行を追加するものと、引数が違う同名のメソッドが2つあります。 - 「addRowData」
※引数が違う同名のメソッドが複数あります。
追加数や追加位置、追加するデータを引数によって指定します。 - 「addMultiRowData」
※引数が違う同名のメソッドが複数あります。
追加数や追加位置を引数によって指定します。 -
セルデータ設定のメソッド
セルのデータを設定する主なメソッドには以下があります。 - 「セルの値を設定する(Object,int,int)」
位置を指定してセルの値を設定します。 -
テーブルデータ取得のメソッド
[テーブル]のデータを取得する主なメソッドには以下があります。 - 「テーブルデータを取得する()」
位置を指定してセルの値を設定します。 - 「指定列の列データをリスト形式で取得する(int)」
- 「指定行の行データをリスト形式で取得する(int)」
- 「指定セルの値を取得する(int,int)」,「指定セルの表示文字列を取得する(int,int)」
例えば日付型列のデータは取得するとDate型の値です。
一方表示文字列の取得ではセルに表示されているテキスト文字列が取得できます。
また、画面編集画面内でテーブルの上で右クリック>[コンポーネント内容設定]からテーブルの作成を行うことも可能です。
列型名 | クラス名 | 表示属性で設定できること |
文字列型 | java.lang.String | セル複数行表示など |
整数型 | java.math.BigInteger | 最大値/最小値設定 最大桁数設定・桁区切り設定 |
実数型 | java.math.BigDecimal | 最大値/最小値設定 最大桁数設定・桁区切り設定 |
日付型 | java.util.Date | 表示形式:日付のみ、日付と時間、時間のみ、その他 |
論理型 | java.lang.Boolean | 表示文字列 (☑マークの隣に文字を設定できます) |
また、その他の表示形式にする場合は「その他」を選び、「表示パターン」入力画面にJAVAの書式に則った書式を設定します。
年:y 月:M 日:d 時:H(24時間制)/h(12時間制)分:m 秒:s
例:2022年02月22日 09:00:00 ⇒ yyyy年MM月dd日 HH:mm:ss
参考:基本 操作>知っていると便利>日付 フォーマット
画面編集
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画面編集
参考: コンポーネントリファレンス>テーブル