『工程管理アプリケーション作成チュートリアルⅥ』では、データベースに新規にデータを登録する画面を作成しましたが、ここでは既に登
録してあるデータを検索した後、画面上で変更して更新できるようにします。
メインフレームとは別画面で作成します。
まず、プロジェクトの更新部分を作成します。
コンポーネント名 | 必要数 | カテゴリー | タイトル |
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フレーム | 1 | 画面構成部品>フレーム | データ更新 |
コンポーネント名 | 必要数 | カテゴリー | コンポーネントキー/テキスト |
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パネル | 2 | 画面構成部品>パネル | プロジェクト 工程 |
ボタン | 2 | 画面構成部品>ボタン | プロジェクト更新 ※プロジェクト削除 |
これまでの画面とは別フレームに配置したので、メインの[フレーム(工程管理)]に[メニュー]を追加し、選択したときに[フレーム (データ追加)]が表示されるようにします。
コンポーネント追加コンポーネント名 | 必要数 | 変更前テキスト | 変更後テキスト |
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メニューアイテム | 1 | データ追加 | データ更新/削除 |
[編集画面図1]【接続3-10】の接続イベントはアプリケーション終了イベントです。
※起動メソッド情報設定画面図は省略します。引数の設定はありません。
まずはプロジェクト更新の処理を作成します。
登録済みのデータを検索し、画面上で変更して更新できるようにします。
受注番号を基に更新するため、受注番号自体は更新できません。
updateSQL文の基本的な書式は「update テーブル名 set 列1=値1, 列2=値2 ・・・ where 列=値」です。
コンポーネント名 | 必要数 | カテゴリー | コンポーネントキー |
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テーブル格納変数 | 1 | 処理部品>変数 | プロジェクト更新用 |
文字列格納変数 | 1 | 処理部品>変数 | Project更新SQL |
繰り返し制御(FOR) | 1 | 処理部品>条件制御 | プロジェクト置換 |
イベント生成 | 1 | 処理部品>イベント | プトジェクト更新 |
コンポーネント名 | 必要数 | カテゴリー |
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テーブル日付データ文字列変換 | 1 | 複合コンポーネント追加>テーブル |
[接続画面図3]メソッド情報設定画面図は省略します。
コピーした処理に変更はありません。
[データ更新部]には他に、アクションイベントと処理要求イベントも設定されています。
一度削除してしまうと元に戻すことはできないので、確認メッセージを表示し、「はい」が押されたときだけ、削除の処理を行います。
コンポーネント追加コンポーネント名 | 必要数 | カテゴリー | コンポーネントキー |
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確認ダイアログ | 1 | 画面構成部品>ダイアログ | プロジェクト削除 |
文字列格納変数 | 2 | 処理部品>変数 | 確認メッセージ 受注番号 project削除SQL |
確認ここまで設定すると削除対象の受注番号のプロジェクト及 び工程のデータをデータベーステーブルから削除することができます。
工程を変更する際に、ID番号を手掛かりに更新データを特定するので、テーブル表示時に削除していたID列を表示するようにし ま す。
画面編集[編集画面図5]起動メソッド情報設定画面図は省略します。
コンポーネント名 | 必要数 | コピー元コンポーネントキー | 変更後コンポーネントキー |
---|---|---|---|
ボタン | 1 | プロジェクト更新 | 工程更新 |
繰り返し制御(FOR) | 1 | プロジェクト置換 | 工程置換 |
イベント生成 | 1 | プロジェクト更新 | 工程更新 |
テーブル格納変数 | 1 | プロジェクト更新用 | 工程更新用 |
文字列格納変数 | 1 | project更新SQL | task更新SQL |
[テーブル(工程)]上で選択されている行を、データベースのtaskテーブルから削除します。
コンポーネント名 | 必要数 | コピー元コンポーネントキー | 変更後コンポーネントキー/テキスト |
---|---|---|---|
ボタン | 1 | プロジェクト削除 | 工程削除 |
確認ダイアログ | 1 | プロジェクト削除 | 工程削除 |
文字列格納変数 | 3 | 確認メッセージ 受注番号格納 project削除SQL |
削除メッセージ ID番号格納 taskt削除SQL |
コンポーネント名 | 必要数 | カテゴリー | コンポーネントキー |
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ファンクション | 2 | サブルーチン>ファンクション | プロジェクト押下可否 工程押下可否 |
接続処理設定
データの更新や削除をテーブルの行が選択されていない時に行うとエラーが発生するため、終了時には[ボタン]無効化して、次に表示す ると きに備えるようにします。